『天空の坪庭6』出展!
- sakikotokunaga
- 2024年4月18日
- 読了時間: 2分
毎年4月、静岡祭りにあわせて開催される『天空の坪庭6』(場所:JR静岡駅ビルPARCHE屋上)に初めて出展させていただきました。
タイトルは「沼地に春の、雨が降る」、山野(吊るし)に降る雨が低地の沼に集まり再び循環していく感じを出せたら、とか、ともすれば失われがちな水辺の環境を身近とりいれてみたくなるような展示にできたら、とか、そんなことを思いながらの制作となりました。
こだわった点といえば、曲がりのある広葉樹を立てて木立の中の感じが出せるようにと掛川森林組合にカシの木を買いに行ったこと、一昔使われて今は水底に沈んでいる小舟に水草が揺れているというシーンを作るために「那珂川のササブネをつくる〜舟大工・峯岸進の技術〜」という動画を幾度も見て船首を作ったこと(峯岸さんと番組制作者の方々に感謝します、大切な技術を伝える貴重な番組だと思いました)(薄い野地板でなんとか、いくらか真似てみて、板が割れたりしてしまいましたが)、オーブン陶土で世界のあり様を見つめているカメを作ったこと、雨が楽しみになるような鎖樋という命題で樋をつくってみたこと、砂利は富士山麓、流木は大井川、苔は清沢産、この地域のものもたくさん詰め込んでいます(ご協力くださった皆様ありがとうございました)。
課題や可能性にもたくさん出くわしたし、先輩出展者の方々の技術や思いのこもった作品・材料や景色にも出会えてとてもすてきな体験となりました。
解体日、飼っているカメをここに連れてきてはなったら、切り株の絡む根を縫い、ササブネの下に潜り込んでいくその動きに驚きが満ちていてなんだか大きなしあわせをもらいました。
ご来場いただいた皆様、ご感想くださった皆様もありがとうございました。
植栽: 水中 アサザ・カキツバタ
水辺 タコノアシ・セキショウ・セリ
野辺 カキドオシ・ゲンノショウコ・ノウルシ・フジバカマ・ホタルブクロ
・コデマリ・ゲンノショウコ・クロモジ・コメツブウマゴヤシ
吊り ヤマコウバシ・ツルカノコソウ・光岳キリンソウ・チゴユリ
アセビ・マメザクラ・サワダツ・クルメツツジ・ダイモンジソウ
ハクウンボク・ヒメウツギ・イカリソウ














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